オーダーメードでのハンドル製作のつづきです。
実際に当店で製作したハンドルの例です。
まずは一番オーダーの多いエイプ系で不動の定番、高さ１６インチ（約４０センチ）エイプです。
①３９ミリ・ナローグライド用
写真の２００４年までのダイナやスポーツスターの３９ミリフロントフォーク（ナローグライド）の
スリムなフォーク幅にしっくりくるようにハンドルの下の部分の幅を設定しています。
あとは、オーナーさんの、乗りにくくないようにというご希望に合わせて、ハンドルの幅はしぼり
過ぎないように設定しています。
前から見たときのＶ字の立ち上がり角度もオーナーさんのご希望に合わせて製作しています。
②４９ミリ・ミッドグライド（２００５年以降のダイナ）用
２００５年以降のダイナでは、４９ミリの極太フロントフォークが採用されトリプルツリーの幅も
それまでのナローグライドよりも広い、いわゆるミッドグライドになりました。
そのため、今までのナロー用、ワイド用のハンドルをつけてもしっくりこないというお客さんの意見で
今回製作することになりました。
マッチョなフロント周りに合わせて、上のナロー用よりもハンドルの幅を広く取り、曲げの角度も
変えてあります。
あとは、ハンドルを立て気味に取り付けたいというお客さんのご要望があったので、
立ててつけたときにかっこいいラインをえがくのと、乗りにくくならないことを考えて曲げ角度を
あらかじめ設定してあります。
③４１ミリ・ワイドグライド用
ソフテイルや、ダイナワイドグライド用のエイプです。
他のハンドルと同様、ワイドグライドのフロント幅に合うようにハンドルの幅や曲げ角度を
設定しました。
上のハンドルとは逆に、ハンドルはあまり立てないで取り付けたいというお客さんのご要望に合わせ
てパイプの曲げ角度などを工夫しています。
次回は高さの低いエイプなどその他のオリジナルハンドルをご紹介する予定です。
山中さん、三浦さん、長谷川さんご協力ありがとうございました！