前回につづき、インジェクションチューニングに関するよくあるご質問についてです。
最も多いお問合せであるフルコンピューターチューニングについて
今回はお答えしていきたいと思います。
まず、大前提としてですが、フルコンには、大きく分けて2種類のものがあります。
1.純正コンピューターをはずして、別のコンピューターに替えてしまうタイプ。(交換タイプ)
*サンダーマックスやツインテックがこれにあたります。
2.純正コンピューター内のデータそのものを変更していく。
*スクリーミン・スーパーチューナーやTTSのマスターチューン、パワービジョン、
ダイレクトリンクがこれにあたります。
(交換式フルコンの主な特長)
ワイドバンドシステムという純正よりも広い範囲の空燃比測定が
可能なシステムのため、エンジンの動く全域にわたって02センサー制御が働きます。
(厳密にいいますと、02センサー制御を解除することも可能です。)
また、アイドリングを800回転以下のローアイドリングに設定することが可能なため
アイドリングをできるだけ下げたいというお客様に向いていると言えます。
次に、交換式フルコンのサンダーマックスとツインテック(アメリカ仕様)についてです。
他のショップ様やメーカーさんの意見と異なる点もあるかと思います。
あくまでも私個人の勝手な意見ですので、その点ご理解ください。
(サンダーマックス)
商品適合でいいますと、
①~2014年ダイナ、~2014年ソフテイル、~14年ツーリング 、~2014年スポーツスター
その他、FLST-CVO専用 V-ROD専用、XR専用商品があります。
サンダーマックスの商品の一部です。車種・年式によって適合商品が色々とあります。
(商品特性)
02センサー制御がリアルタイムで即時に入るため、空燃比制御の面でかしこい商品です。
マフラーやエアクリーナーを変更した場合にも自己補正が強く入るため、再セッティングの
コストがあまりかからないのも魅力です。
また、低いアイドリングでの安定性が良好という点でもお客様には好評です。
(2008年~2013年ツーリングモデル専用サンダーマックス)
2008年~ツーリングモデル用 サンダーマックスの調整風景。
(ツインテック・アメリカ正規品)
以前は当店でもツインテック(アメリカ正規品)の取り扱い、チューニングをお受けしていましたが、
現在は取り扱っておりません。
過去に当店で作業させていただいた方のメンテナンスや再チューニングは
引き続きお受けしております。