インジェクションチューナー商品、ダイノジェット社のパワービションでのチューニング作業を
開始しております。
きちんとシャシダイナモでセッティングを行えば、非常に正確なデータができる良い商品です!
(当店での作業対象車種・年式)
2007年~2013年式 ダイナ、ソフテイル、スポーツスター、ツーリングモデル
以上全般です。
*その他の年式、XRやV-RODは作業させていただいておりません。
インジェクション(コンピューター)チューニングの商品も色々と増えてきて、
お客様もどれが何だかよく分からないという状況になってきている感じがします。
ただでさへ分かりにくい分野ですので、なおさらですよね。
以下で、この商品の特性などがなるべく伝わるように書いてみようと思うのですが、
わかりにくければ、どうぞぜひご来店ください。
(商品の特性)
このパーワービジョンですが、純正のコンピューター(ECM)内のデーターを書き換える方式の
タイプの商品となります。
似たタイプの商品としては、
①ハーレー純正のスーパーチューナー
②TTS社の マスターチューン
これらと同じようなチューニング方式になります。
左・スーパーチューナー、右がマスターチューン
パワービジョン同様、どちらも2013年までの全車種に対応しています。
純正コンピューターのチューニング商品の特性や、サンダーマックスなどの交換式フルコンとの
ちがいなどについては、このブログの過去の記事、
”インジェクションチューニング・よくあるご質問”などを参考にしてもらえればと思います。
http://www.lightcycle.jp/old/blog/2011/1224-2218.php
ところで、どのチューニング商品がご自分に一番合っているのか?
皆さん悩まれるところだと思います。 そのような方は、どうぞ是非一度ご来店下さい。
当店では、特定のチューニング商品に限定せず、様々なチューニング商品での作業を
行ってきていますので、それぞれの特長、持ち味などご説明させてもらえると思います。
メールやお電話でお問合せいただいても勿論結構です。ただし、
専門的な話の場合、十分にうまくご説明ができない場合もあるかもしれません。
まず、このパワービジョンですが、他のチューニング商品との大きな違いは、
①純正のデーターが本体に記憶できる。
②モニターに6個までチューニングデータを保存できる。 ということです。
①ナビほどの大きさの、専用のモニターが付属し、ハンドルに取付用ステーを付ければ、
バイクに取付たまま走行することも可能です。(ただし、防水仕様ではありません。)
エンジンの回転数や、その他色々なセンサー情報などをモニターに表示させることができます。
もちろん、取り外して走行することも可能です。
②モニター内に、元々純正コンピューターに入っている純正のデーターを保存することができます。
使い方さへマスターすれば、モニターを操作することで、
純正のデーターに戻すことや、その後またチューニングデータに戻すことが
お客様自身でも可能です。
・パワービジョンのチューニング方法
⇒他の商品・スーパーチューナーなどと同様、大きく分けて3通りのセッティング方法があります。
1.あらかじめ用意したデーターを入れる方法。
2.商品に備わっているオートチューン機能を利用する方法。
3.1台、1台、実際にシャシダイナモという機械の上で走行させ、エンジンへの空気の流れ
などを計測しながら、そのバイク独自の最適なセッティングを行う方法。
当店では、パワービジョンも含めて、全てのチューニングは上記の3番の方法、
つまり、1台、1台シャシダイナモで計測しながらセッティングを行う方法で作業させていただく
方針をとっています。
*ご納車時には、チューニング後のパワーチェックのグラフをお渡ししています。
パワービジョンでのチューニング風景です。
当店ではすべてのバイク、1台、1台をシャシダナモでセッティングを行います。
こうすることで、極めて正確で、安全なデータを作り上げることができます。
次に、パワービジョンを使用して、当店でセッティングを行ったバイクのパワーグラフご紹介です。
お客様の車両は2009年式 FXDL
マフラー:クロームワークス 3インチ テーパード
エアクリーナー:S&S ティアドロップ
純正 51馬力 ⇒パワービジョンンチューニング後 73馬力
純正トルク 87 NM ⇒Pワービジョンチューニング度 114 NM
ちなみに、最初、点火タイミングはパワービジョンのベースデータをそのまま使用してみた
ところ、76馬力以上の最高馬力が出てしまいました。
ちょっと、攻めた感じのタイミングだったため、ノッキング、エンジンへの負担などを考慮して
一部の領域の点火タイミングを少し押さえてセッティングを行い最高馬力も73馬力程度に
抑えてみました。
他のチューニング商品同様、低速トルクが大きく改善し、燃料噴射も正確にセッティング
することができます。
(パワービジョンがおすすめのお客様)
モニターのデータを見れるのも面白いですし、6通りのデータを保存できるのも魅力ですが、
何といいましても、
*”純正データにご自分で戻せることを重視される方。”これにつきるのではないかと思います。
純正データにご自分でも戻したいという方におすすめです。
ちなみに、車検のためだけに純正データに戻す必要があるかというと、ご質問が
非常に多いため、ご説明しますと、
現在まで、当店でインジェクションチューニングしたバイクを多数車検に通してきましたが、
排気ガス測定などで車検に落ちたことは一度もありません。
スーパーチューナーなどの純正コンピュータのチューニングだけでなく、
サンダーマックスやツインテックなどのフルコンも含めて全ての商品で落ちたことはありません。
ですので、当店でチューニングしたバイクを当店で車検に通す場合は
純正データーに戻す必要が生じたことはありません。
(もちろん、チューニング以外の車体本体に問題がある場合は別です。)
ちなみに、
スーパーチューナやマスターチューンによる純正コンピューターのチューニングの場合、
当店までご来店してもらえれば純正データに戻すことや、その後チューニングデータに戻すことは
できますので、お気軽にご相談ください。
ただし、他店様での車検やユーザー車検の場合は、当店のチューニングデータで
100%車検に通ることは保証はしておりませんので、その点はご理解ください。
(その他)
*パワービジョンのモニター(本体)内には複数のデータを保存することができます。
燃費を向上させるようなデータなど、複数のデータをご希望の方はご相談ください。
*大変申し訳ございませんが、他店様でご購入されたパワービジョンの
再セッティング作業は今のところ行っておりません。どうぞご理解ください。
プロフェッショナル用のチューニング画面です。シャシダイナモ設定を行う際に使用します。
基本的な仕組みは、他の純正チューニング商品のスーパーチューナーやマスターチューンと
ほとんど変わりません。豊富な経験と地道な作業が必要になる分、極めて正確なセッティングを
出すことができます。
正確なセッティングを行えば、スーパーチューナーやマスターチューンでも、サンダーマックスでも
パワービジョンでも得られるトルク・馬力はほとんど変わりません。
最後になりましたが、大切な
(料金について)です。全て税込価格です。
車両の状態、年式・車種によって料金が異なりますので、詳しくはお問合せください。
正確なお見積りは、実際にバイクを見せて頂く必要があります。
特に、2009年式以降のツーリングモデル
2012年式以降のダイナとソフテイルはマフラーの状態などにより金額が異なりますので
事前にご相談下さい。
とりあえず、上記以外のモデルの基本的な料金で説明しますと、
・パワービジョン 商品本体 ・アメリカ正規品(アイドリング900回転)¥63000
・シャシダイナモによる、精密セッティング料金 ¥70000~
そのほかかかる料金。
・取付ステー(ハンドル取付式。主にテックマウント社製)・商品取付、配線作業
(車種、車両の状態によって異なります。)
・車種、年式によては、シャシダイナモでのセッティング時に使用する測定器の取付料金が
かかる場合がありますので、詳しくはお電話かご来店にて店長までお問い合わせください。
*作業はご予約制で、1週間程度のお預かりとなります。
*その他、ご質問などは、店長の酒井あてにお気軽にお電話、メール、ご来店ください。
*パワービジョンの作業のご予約につきましては、実際にご来店頂き、
内容をよくご理解いただいたうえで行っておりますので、どうぞお気軽にご来店ください。
マフラーやエアクリーナーなどにつきましても、どうぞお気軽にご相談ください。