今回もサンダーマックスの新商品のご紹介です。
前回のブログでは2011年式 ソフテイル専用・のサンダーマックスをレポートしましたが、
今回は、2012年~2014年式 ダイナとソフテイル専用 サンダーマックスです。
右が2012年~2014年ダイナ・ソフテイル用です。(左が2011年ソフテイル用)
パッケージが似ていて分かりにくいですが、大きさが全然違います。
純正と同様、2012年、13年、14年用はすごくコンパクトです。
こちらも、非常に出来栄えがいい というのが第一印象です。
燃料調整能力、アクセルの反応の良さ、ローアイドリングでの安定性、低速トルクの向上など
非常に良いと思います。
サンダーマックス装着後、シャシダイナモでセッティング作業している様子です。
下のグラフは2012年式 FLSTC に サンダーマックスを取り付けて、チューニングを
行ったあと、パワー測定をしたものです。
バイクの仕様は、
2012年式 FLSTC
マフラー: カーカー 2INTO1 フィッシュテール
エアクリーナー: S&Sティアドロップ
エンジン:ノーマル
赤線がノーマルコンピューターの状態です。青線がサンダーマックス・チューニング後です。
馬力 54.05 ⇒ 70.71
トルク 102.02 ⇒113.16
低速~中速~高速域ときれいに馬力・トルクとも底上げされています。
また、アイドル回転数設定は約650回転ですが、安定しています。
比較的3拍子が出にくい 2 INTO1マフラーながら、なかなかのリズムを刻んでいるため
お客様にも喜んでいただけました。
この点はサンダーマックスならではの特長です。
ちなみに、当店によくご質問いただく内容として、”800回転アイドリングで3拍子が出るか?”
というものがあります。
アイドル800回転は純正の1000回転にくらべれば、やや落ち着いたアイドリングにはなりますが
たいていの方が期待されているような、3拍子やローアイドリングではありません。
そのため、800回転が限界の純正コンピューターチューニングを当店で行う場合、
この点は期待しないで下さいとご説明しています。
800回転以下のローアイドリングにはデメリット面もあるため、
全てのお客様におすすめできるものではありません。
ただ、インジェクションモデルとはいえ、
”それでもやっぱり、ハーレーは3拍子!”という方が多いのも事実。
私も個人的には3拍子好きですので、お気持ちはよくわかります。
ローアイドリングのデメリットの内容と、その対処方法をご理解いただける方には、
サンダーマックス、おすすめです。
近々、1000回転、800回転、650回転などのアイドリング比較を動画で
ご紹介していこうと思います。
(補足事項)
2012年~14年のダイナ・ソフテイルモデルはマフラーに装着されている
02センサー(酸素センサー)が小さくなり、そのままではサンダーマックスの大きな02センサーを
取り付けることができません。
そのため、純正エキゾーストパイプにスリップオンマフラという仕様の方の場合、
エキパイ部にサンダーマックスの02センサーの取付口を溶接加工する必要があります。
マフラーに付いているのが純正の02センサー(12ミリセンサー)、下がサンダーマックスの
02センサー(18ミリセンサー)。大きさが全然違います。
前側から全部交換するマフラー、いわゆるフルエキの場合も、大抵の2012年、13年用
マフラーはスリップオンの場合と同様、サンダーマックスの02センサーがそのままでは
装着できません。
(ただし、まれに無加工で取り付けられるフルエキマフラーもあります。)
また、裏ワザとしては、あえて2011年式用のマフラーを取付すれば、
無加工で取付られる場合が多くなりますので、詳細はお問合せください。
(価格)
基本的には、商品代+取付工賃+シャシダイナモでのセッティング・測定の総額で
¥158000(税込)となります。ただしマフラーの加工費はこの料金には含まれません。
上記のように、2012年~2014年のソフテイル・ダイナの場合、取付るマフラーによって
加工費が様々なため、詳細はご来店いただくか、お電話、メールにて店長の酒井まで
お気軽にお問合せ下さい。
当店でマフラーをご購入・取付させてもらう場合と、すでにマフラーが付いている場合でも
加工費がけっこう変わってきます。
加工費の目安としては、¥5000~¥25000 ほどになります。
お問合せ先 お電話 047-308-7520(10時半~19時半営業、火曜日定休です。)
担当の店長・酒井あてにお気軽にお問合せください!