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エンジンが熱ッ!⇒インジェクションチューニングで冷やせます。でも、なぜ?

1.(最近のハーレーのエンジンはハンパなく熱い!なぜ?)

 

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結論から言いますと、

「新車状態のハーレーは、エンジンへのガソリン噴射量が少なすぎる」これです。

 

大排気量のハーレーのエンジンが剥き出しですから、熱くて当然ではありますが、

しかし、新車状態のハーレーは、エンジンへのガソリン噴射量が非常に薄く設定されているために不必要に熱くなりやすい。

オーバヒートと呼ばれるエンジンの異常加熱を起こしやすい状態になっています。

このオーバーヒートは当然エンジンにダメージを与えるため、できるだけ避けたい現象です。

この薄いガソリン状態を解消してあげれば、エンジンのオーバーヒートを防ぐことができる余地が、まだまだあるということになります。

 

 

 

2.(新車状態のガソリン濃度の実態。)

 

下の画像をご覧ください。モデルはマフラーやエアクリーナーなどすべて新車時のままの2016年のFLSSです。
この、普通の状態のエンジンのアイドリング時の数値を撮影したものです。
*(あくまでも当店の独自測定データです。)

 

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15.3 と15.2 という数字ありますが、これが前後のエンジンで実際に燃えている
ガソリンと空気の比率(空燃比)を表しています。この数字が大きいほどガソリン濃度が薄いことを意味します。

本来、ハーレーの適切なガソリン濃度は、アイドリング時は13.0程度です。

ですから、空燃比が 15.2や15.3というのが、いかにガソリン濃度が薄い状態かが分かります。

マフラーもエアクリナーもノーマルの状態のハーレーですらこんなに薄いのです。

長くなりましたが、これがエンジンを不必要に熱くさせてしまう原因となっています。

(メーカーのオーバーヒート対策)

メーカーでも、エンジンが熱くなりすぎることの弊害は百も承知ですから、オーバーヒート対策機能があります。

その方法は、前後あるエンジンの片方の燃焼をストップして、1気筒だけ燃焼させて走るというものです。

いわゆる片肺状態にするという方法です。けっこう強引な手法に個人的には思えます。

実際にこの状態を経験されたオーナーさんも多いのではないでしょうか?

というのも、当店にこの状態の走行フィーリングに違和感を感じる方が多く、何とかならないか?エンジンは大丈夫か?という問い合わせが非常に多いからです。

私も何度も体験していますが、確かに気持ちの良いフィーリングではないですし、それだけエンジンが熱くなっているという証拠でもあります。

インジェクションチューニングという手法によってオーバーヒートを緩和させれば、この片肺状態も当然起こりにくくなりますので、その点でもお客様にご好評です。

 

3.(インジェクションチューニングでエンジンを冷やしましょう。)

インジェクションチューニングは、パワーや力強さを増すためのカスタムでもありますが、最も大切な役割は、エンジンオーバーヒートの緩和だと、当店では考えています。
以上のような、エンジンのオーバーヒートには、インジェクションのチューニングが大変有効です。

*インジェクションチューニングとは、車体のコンピューターにプログラムされている燃料噴射パターン、数値などを最適な状態に変更してあげることを言います。
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ECM データ

インジェクションのチューニングがエンジンのオーバーヒート対策に有効な理由は、
下記のことが行えるからです。

1.薄すぎるガソリン濃度を適切に濃くすることで、エンジンの熱上昇を抑えることができる。

2.アイドリング回転数を少しだけ下げてあげることも、熱の上昇防止に大変有効です。
新車時の初期設定は1000回転ですが、渋滞、信号待ちの多い日本では少し高すぎます。

950回転、900回転程度まで下げるだけでも、熱上昇のスピードはけっこう遅くなります。
また、油圧、発電などに影響がないため、ハーレー社も900回転までのアイドリング下降設定を認めています。

インジェクションチューニングでは、商品の種類によりますが、アイドリングの設定変更が可能です。

4.(ドノーマル状態のハーレーにもインジェクションチューニグは有効です!)

マフラーやエアクリーナーを純正からカスタムパーツに交換した時にインジェクションチューニングをよく行います。

ガソリン噴射量のプログラムが新車状態のままで、マフラーなどだけを交換すると、よりガソリンが薄い状態になり、オーバーヒートを起こしやすいからです。

しかし、いわゆるドノーマルの状態、つまりマフラーもエアクリナーも純正のままでも、日本仕様のガソリン濃度は薄すぎるため、インジェクションチューニングは、このようなバイクのオーバーヒート対策にも大変有効です。

 

 

5.(チューニング後、車検のガス検査は大丈夫?!)

*下記のご説明では分かりにくい点が多いかと思いますので、詳細につきましては、どうぞお気軽にお電話でお問合せ下さい。
047-308-7520 担当 店長の酒井まで。

 

①当店でインジェクションチューニングした車両を,当店で陸運局での車検に通してきた中で、排ガス検査に落ちたことは1度もありません。

当店に車検に出して頂く場合は、全く問題ありません。

(ただし、車両自体にトラブルを生じたバイクは、チューニングとは関係なく濃いガソリン濃度になることがありますので、

その場合は、まず車両の問題点を解消することが必要になってきます。)

②他店様やご自身でのユーザー車検の場合までは保証はしておりません。ただし、今まで純正データーへの戻しなどのご依頼はありません。

1.もし、検査がご心配な方は、事前に純正データーに戻すこともできますのでご相談下さい。
(当店でのチューニング前に純正データーが入っていなかった車両は、純正データを保管できていませんのでご注意下さい。)

2.純正データーのバックアップができていない場合。
この場合は当店での純正データー戻しはできません。車検のガス検査に万が一落ちることがありましたら、車検に合格するよう変更したチューニングデータを作成する必要がります。詳細につきましてはお問合せください。

2.ディーラー様で車検時に純正データーに書き替えを行った場合は、当店でチューニングされた方はそのデータを保存してありますので、再度上書きすることはできます。

*料金等につきましてはお問合せください。

 

6.(具体的なインジェクションチューニングの方法や価格など。)

お客様からすると、インジェクションチューニングという作業は非常にわかりにくいものかと思います。

また、チューニングの方法、商品も多数あるため、ご自分のバイクにはどれが一番良いのかという点も悩まれるところかと思います。

価格や作業日数など詳細につきましては、どうぞお気軽にお電話でお問合せください。(メールでのお問合せも受付しておりますが、技術的なご回答はできない場合があります。)

 

また、直接ご来店いただく場合も事前にお電話下さい。出張外出等で不在にしている場合がございます。
電話 047-308-7520(11時~19時半。毎週火曜日と第3水曜日が定休です。)