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~2020年式XL883系の1200CCボアアップ化 (後編)

~2020年式XL883系の1200ccボアアップ化ご紹介。
前回に続き、2017年式・XL883Nの1200ccボアアップ化についてです。

前回のブログでは、S&S社の1200CCコンバージョンキットを使って、エンジンを1200CCにボアアップする作業をご紹介しました。
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その後オーナー様に、800キロの慣らし運転を行って頂きました。
オイル交換をして、いよいよエンジン全回転域の、本格的なインジェクションチューニング行いましたのでご紹介します。

(883純正状態と1200化後のパワーの違い)

1.馬力の比較グラフ

883 1200 馬力

青・XLH883N純正状態。⇒42.28馬力
赤・1200化後、当店でフルチューニングした状態。⇒70.82馬力

*28.54馬力アップ
(倍といってはさすがに大げさですが、
883純正から実に1.7倍ほどの馬力アップです。)

 

2.トルクの比較グラフ

883と1200のトルク

青・XLH883N純正状態。⇒57.80N-M
赤・1200化後、当店でフルチューニングした状態。⇒103.88N-M

*46.08N-Mのトルクアップ
883純正から1.8倍のトルクアップ!です)

S&S1200
(まとめ1)
883cc ⇒ 1200㏄への変更ですから、317ccの排気量アップをしたことになります。比率でいうと、約36%(1.36倍)の排気量アップです。

しかし、排気量アップに加えて、マフラー、エアクリーナーを変更し、適切なインジェクションチューニングを行うことで、馬力、トルクともに70%~80%の向上、
つまり1.7倍から1.8倍ほど883純正から1200化でパワーアップしたということになります。

 

(まとめ2)

1.決してお安いカスタムではありませんが、費用対効果という点から考えれば、抜群に優れています。誰が乗っても変化の違いを体感してもらえます。

2.良い意味で強すぎるクセがないので、疲れるようなピーキーさもありません。

3.過激なカスタムではありませんので、適切な作業を行えば、エンジンの故障リスクが高くなることもありません。

4、今回のS&Sの1200キットを使用した場合、いざとなれば完全に元の883純正エンジンに戻すこともできます。

(結論)
もし883スポーツスターで、パワー不足に不満のある方は、1200ボアアップをご検討してみて下さい。
低速域での力強さ、中速域での加速感、高速走行時の余裕感が883エンジンとでは全く異なったものになります。
実際、今回作業させてもらったオーナー様からも”別物”になったと、喜んで頂けました!

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C様、いつも当店をご利用いただき有難うございます!
883アイアンのカッコよさと、パワフルな1200エンジンの組み合わせ。最高のマッチングだと思います。